2025/04/08 10:30
鎌倉彫とは
木で作られた器や家具に文様が彫られ、漆が塗られた伝統工芸品「鎌倉彫」
その起源は古く、鎌倉時代、禅宗寺院に伝わる彫刻技術にさかのぼり、その後八百年の間、仏具、茶道具、日常の器として、鎌倉の地で受け継がれています。
伝統が今の暮らしに息づく
鎌倉彫の魅力は実用性と美しさを重視していることです。
漆は、縄文時代から日本各地で使用され、日本固有の文化です。 漆の木から採れる樹液は、しっとりとした見た目と優しい感触が特徴で、昔から多くの人々に親しまれてきました。
木と漆の柔らかな質感は、使うほどに手になじみ、軽くて扱いやすい作りは、日々の暮らしを快適にしてくれます。
彫りと漆が織りなす陰影の美しさは、目でも愉しむことができます。
すべて手仕事による制作のため、同じものがふたつとない1点ものですので、自分だけの「一生もの」として育てていける魅力的な存在です。
鎌倉彫があなたの暮らしに特別な温もりを与え、長く愛する品として寄り添いますように。